豊かな森を次世代に繋ぐ
JINEN WORKS

かつて里山は、人と自然が共生し、持続的で豊かな暮らしを育むためのとても大切な場所でした。つい半世紀前までは、日本のどこででも当たり前のように、人の暮らしは自然と共に営まれてきました。自然の巡りに自分たちの暮らしのリズムを合わせ、負荷をかけず、寄り添うことでその恵みを享受してきたのです。しかし、私たちの暮らしはいつしか自然から離れ、かつては里山として機能していた森もすっかり荒れ果ててしまいました。この地域で末永く豊かに暮らし続けていくために、また次世代に豊かな森を繋いでいくために、少しずつではありますが、生物多様性のある森づくりを始めました。しかし、それは私たちの世代だけで終わりではなく、次世代へも森づくりのバトンを受け渡す必要があります。そのバトンをスムーズに受け渡すためにはこの森を大切に想う子どもたちを一人でも多く増やしていくことが必須となります。まずは”森はワクワクするところ”という気持ちを育むために、地域の小学生を対象にキャンプ場の森の中に学びの場をつくることにしました。